シンガポールに住んでいる間に、シンガポールの名門ホテル「ラッフルズ」と、リゾートホテル「カペラホテル(レビューはこちら)」の両ホテルに宿泊したいと思い、憧れのラッフルズには、2025年1月の旧正月直前の週末に家族4名で宿泊しました。
ラッフルズホテルは、ペナン島の「イースタンオリエンタルホテル(レビューはこちら)」を成功させたサーキーズ兄弟によって、1887年に開業した歴史と伝統のあるホテルです。コロニアル様式の建築と一流のサービスで世界中の旅行者を魅了しています。
幼児2名を連れての宿泊レビューがWEB上になく、参考になると思い、簡単ですが宿泊記として公開します。投稿時点の情報のため、最新の情報はホテルへ直接お問い合わせください。結論として、ラッフルズ・ホテルは最高でした・・・!
このページの内容
ラッフルズを約4割お得に予約した私の方法

※投稿時点
ステートルームスイート2ダブルの宿泊料金は、閑散期は150,000円前後ですが、旧正月前の週末は最安値で約250,000円と高騰していました。
閑散期に宿泊しようかなと思いましたが、サブスクのHafH(ハフ)を確認したところ、約4,500コイン(148,500円相当/コインは購入可)と約40%もお得に宿泊できたので、繁忙期に宿泊することができました。
HafH(ハフ)は、シンガポールでも約100宿ほどの掲載があり、国内の宿泊を含め、宿泊料金が高騰しているときは、HafHを活用しています。
(関連記事)HafHの仕組みについて詳しく|管理人のHafH活用法
ラッフルズホテルの客室「ステートルーム スイート」
ラッフルズホテルにタクシーで伺うと、まずはとてもターバンが似合う格好良いドアマンさんに出迎えられます。
ホテルの中には、レストランの予約をした方か、宿泊者しか入れないのですが、宿泊者専用のドアを案内してくださり、ロビー奥のフロントへ。
スタッフさんが、子どもと手をつなぎエスコートして、お部屋へ案内してくださいました。
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ラッフルズホテルは全室がスイートです。
事前にラッフルズホテルに添い寝のことについてメールで確認したところ、子どもが2名いるなら「ステートルーム スイート 2ベッド / State Room Suite 2 Doubles」を勧められたので、ステートルームを選択しました。
広さは67平米でリビング、寝室、バスルームと別れています。
アンティーク調の家具と高い天井が特徴で、歴史的な雰囲気を味わえます。
2つの入口があり、リビング側は、ホテルの廊下を挟んで道路に面していましたが、騒音は気になりませんでした。
リビングと寝室は、ドアを閉めることができるので、子どもを寝かせたあとに、私達夫婦はリビングでゆったりと過ごすことができました。
トイレ、シャワーも独立してあり、大理石でラグジュアリー感のあるバスルームです。
高級アメニティが揃っており、バスタブでゆったりくつろぐことができます。
スナックやソフトドリンク、ネスプレッソ、ラッフルズ特製の紅茶は無料とのことでした。
ミニバーのアルコールは有料です。
各部屋前にはテーブルとソファが置いてあり、こちらで読書したり、ぼーっとしたり、ゆっくり過ごしている方もいらっしゃいました。
ラッフルズホテルの子どもの添い寝について
We are pleased to share that you will be able to proceed with the State Room suite for you and your family. Kindly be assured that we are able to arrange a baby crib at no additional cost.
However, we do recommend that you proceed with a State Room suite with 2 double beds as we are unable to accommodate an extra bed due to space constraints.
〜ラッフルズからのメール返信を一部引用〜
ホテルに確認したところ、幼児(2名)は添い寝は無料とのことでした。
ベビーベッドは無料で設置してくださいました。
小学生まで添い寝は可能という話をしていましたが、シンガポールは消防法の関係で、定員のルールが厳しいホテルもあるため、念の為、宿泊前にご確認ください。
バトラーサービス&シンガポール・スリング
ラッフルズホテルには、バトラーサービスがあります。
部屋につくと、バトラーが挨拶に訪れ、色々と予定や要望を確認してくださいます。
その後に、「チョコレートを6個選んでください」とバトラーが箱をあけた瞬間、長女のテンションは最高潮に。(チョコレートはまだ食べさせていませんが…)
バトラーに、「シンガポール スリング(ラッフルズのロングバー発祥のカクテル)を後から飲みたいんだけど、ロングバーは子どもも入っても良い?」と尋ねたところ、「お部屋にお持ちすることもできますよ。」と、ロングバーからお部屋まで持ってきてくださいました。
ロングバーと言えば、ピーナッツの殻を床に落とすことが儀式なのですが、麻の袋にピーナッツを入れて、用意してくださいました。どうやら、ウェルカムドリンクとして、提供しているようです。
ロングバーの雰囲気も味わいたかったのですが、子どもだとあまりゆっくりできないので、部屋で楽しめて良い思い出になりました。
セントレジスでは、バトラーを呼んでもなかなか来てくれませんでしたが、ラッフルズでは部屋にあるタブレットからボタンを押すと、すぐに駆けつけてくれます。
ラッフルズホテルの朝食「ティフィンルーム」
ラッフルズホテルの朝食会場は、「ティフィンルーム」です。営業時間は、6:30〜10:30です。
私達は素泊まりでしたので、チェックアウト時に支払いましたが、朝食料金は大人 72 SGD++(税込で約85 SGD)、未就学児は無料とのことでした。
私達は少し早い時間に伺ったので、席には余裕がありましたが、時間が経つにつれ、どんどん席が埋まってきました。
ファミリーもそこそこいて、子どもも数名いたのですが、穏やかな雰囲気が保たれており、驚きました。客層が良いからだと思います。
天気が良ければ、中庭で朝食を取ることもできます。噴水もあり、ヨーロッパのような雰囲気があります。
ビュッフェ形式とアラカルトメニューの両方が楽しめるセミビュッフェ形式で、ビュッフェには、サラダ、生ハム、チーズ、ブレッド、ナッツ、シリアル、フルーツ、フレッシュジュースなど、種類豊富な料理が揃っています。
アラカルトには、スパイスが入ったラッフルズ特製オムレツ、エッグベネディクトなどの人気メニューや、点心やパンケーキなども選べます。
オムレツはこれまで食べたことのない不思議な味で、美味しかったです。一度試す価値はあると思います。
子どものために頼んだパンケーキは、粉っぽく、美味しいとは言えませんでした。
朝食なので、お味はそれなりですが、雰囲気がとても良く、朝からゆっくりした時間を過ごすことができました。
ラッフルズホテルの施設(ジム・プール)
ホテルの敷地はとても広く、地図がないと迷います。
プールは本館3階に位置し、毎日午前7時から午後7時まで利用可能です。
ジムの中を通って、プールへ行きます。(案の定、迷いました!)
プールサイドにはバーがあるので、軽食やドリンクを楽しみ、南国の空気を感じながらのんびり過ごせるでしょう。
まとめ|ラッフルズホテル総評
ラッフルズホテルは、コロニアル調の美しい建築と格式高い雰囲気、専属バトラーをはじめとしたスタッフによるホスピタリティと、歴史・ラグジュアリーを融合した極上かつ一流のホテルです。
シンガポールを代表するリゾートホテル「カペラホテル」、ラッフルズの前身となる「イースタン オリエンタルホテル」に宿泊したあとですが、3つのホテルと比較しても、圧倒的に満足度の高いステイとなりました。敢えて言うのであれば、朝食については、ラッフルズよりもカペラホテルが素晴らしく思いました⋯。
スタッフさんは、子どもに対してフレンドリーですし、スイートで広々とした客室なので、子どもと一緒の宿泊にもお勧めのホテルです。シンガポールは、ホテルのゲストも含め、子どもに対して寛容でフレンドリーなので、子育て世代にはとても嬉しいです。
ラッフルズホテルで、ぜひ贅沢で優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?