2025年1月、「Eastern & Oriental Penang」(イースタン アンド オリエンタルホテル ペナン/通称:E&O)に家族4名で宿泊しました。
シンガポールのラッフルズホテルに宿泊しようと計画していたところ、創業者であるサーキーズ兄弟によって、ラッフルズより先に設立したのがE&Oであることを知り、泊まり比べをしたいなと思いました。
幼児連れの宿泊レビューがWEB上になく、参考になると思い、簡単ですが宿泊記として公開します。投稿時点の情報のため、最新の情報はホテルへ直接お問い合わせください。
このページの内容
E&Oのアクセス(ヘリテージとアネックスで異なるため注意)
混雑がなければ、空港からイースタン&オリエンタルホテルまで、タクシーで約45分で着くでしょう。
注意しなければいけないのは、「ヘリテージウィング」(本館)と「ビクトリーアネックス」(新館)の2つの建物があり、正面玄関が離れているため、どちらに宿泊するのかを事前に確認しておくようにしましょう。
上のGoogleMAPは、ビクトリーアネックス側です。西の建物(海に向かって左側)がビクトリーアネックス、東の建物(海に向かって右側)がヘリテージウィングです。
ヘリテージとアネックスとビクトリーアネックスの違い
イースタン&オリエンタルホテル(1885年に設立)は、ユネスコ世界遺産のジョージタウン内で海に面した伝統のあるホテルで、全室スイートのラグジュアリーホテルです。
「ヘリテージウィング」(本館)は、設立当時からの面影をそのままに、2019年12月に修復と改装を完了しました。
「ビクトリーアネックス」(新館)は、2013年にオープンした拡張棟です。E&OのDNAを守りつつ、現代の旅行者にとって快適な滞在となるよう、モダンクラシックなデザインに仕上げられています。
筆者は、「ビクトリーアネックス」に宿泊しました。アメックストラベルオンラインで朝食付き1泊4万円強でした。
E&Oアネックスの客室・バスルーム
「ヴィクトリー アネックス スタジオスイート キングベッド」です。
スイートといってもリビングスペースと寝室が別れているわけではありませんでした。
天井も高く、部屋の広さも十分ですが、1人掛けのソファしかなく、家族4人で寛ぐには今ひとつでした。
コンセントの数や位置など、機能性もあまり良いとは言えません。
続いて、トイレ・バスルームです。ゆったりとしたスペースです。
手前にクローゼット、洗面台は左右に2つ、奥にシャワースペースと浴槽、トイレがありました。
客室テラスからの眺望です。テラスには、椅子2脚とテーブルがあります。
椅子に座ると、太い策で景色はあまり見えませんが、ペナン島の風が気持ち良かったです。
ここはマレーシア。当然ながら、道路から改造車の騒音もあるので、できればシーフロントの部屋をおすすめします。
(私は、全室シーフロントと思っていました⋯)
E&Oアネックスのプール
どんよりした天気で写真では映えていませんが、海風が心地よく、影もあるので涼しく、ゆっくりした時間を過ごすことができます。
プールサイドで、カクテルなどのお酒を楽しむこともできます。
E&Oアネックスの朝食(サーキーズ、プランターズラウンジ)
チェックインの際に、朝食はアネックス1階にある「サーキーズ」というレストランか、6階の「プランターズ ラウンジ」でと案内がありました。
「サーキーズ」は種類が豊富だが賑やか、「プランターズ ラウンジ」は静かだけど品数は少ないとのことでした。
私達は、朝食はあまり食べないので、「プランターズ ラウンジ」に行ったのですが、受付で案内されようとしたところ、奥からわざわざ出てきたスタッフが、「子どもがいるならサーキーズがいいよ」と勧めてきました。
私達が「知っています。あまり食べないから、ここが良いです。」と伝えたのですが、執拗に1階を勧めてきたため、1階に行くことにしました。おそらく、ラウンジには子どもがおらず、静かな雰囲気だったため、"子連れで来て欲しくない"ということだったのだと思います。
「サーキーズ」は賑やかな雰囲気でしたが、品数は充実していました。
ローカル料理にアメリカンブレックファースト、ヌードルコーナー、エッグコーナー、プラタコーナー、アイスクリームなど多種多様でした。
味はバイキングとして、可もなく不可もなく普通だと思います。
ジョージタウンには美味しいものが沢山あるので、あまり食べ過ぎないようにしたいですね。
朝食は、屋内はガチャガチャしているので、テラスのほうがおすすめです。
カフェラテを飲みながら、朝の時間をゆっくり過ごすことができました。
E&Oの添い寝・子ども料金について(6歳から有料)
イースタン&オリエンタルホテルの添い寝(子ども料金)について事前に確認したところ、5歳までは無料で添い寝が可能なようです。
1歳の娘には、ベビーベッドもリクエストで用意してもらいました。
6歳からは、1人あたり66リンギット(約2,300円)必要だと回答をいただきました。
ラウンジの子どもの入場は許可されてないみたいですね。
ラウンジ利用(カクテルタイム)について
他の方の宿泊レビューを読むと、宿泊客はラウンジで夕方からのカクテルタイムが楽しめると記載がありましたが、今は宿泊者全員が利用できるわけではないようです。
ホテルに確認すると、「ラウンジ特典付き」のプランを予約した方のみだそうです。
「コーンウォリス(Cornwallis)」の場合、12時〜18時まではコーヒーなどが楽しめ、夕方のカクテルタイムは18時〜19時に提供されます。12歳以下の子どもはカクテルタイムは入場できないとのことでした。
私は子どもがラウンジを利用できないと確認済みだったため、通常のプランを予約しました。
まとめ
ラッフルズホテルをイメージしていたため、少し辛口なレビューになってしまいました・・・。
コロニアル建築の建物は美しく、随所に伝統・歴史を感じる調度品や展示も多く、一度は宿泊する価値はあると思いますが、部屋の質感や朝食会場の雰囲気、プランターズラウンジの一部のスタッフの対応など(多くのスタッフはフレンドリーでした!)、マレーシアクオリティと言わざる終えません。
一方で、スイートルームであるにも関わらず、価格はリーズナブルではあるので、東京で同価格のホテルに宿泊するよりは、満足度が高いと思います。「もう一度、E&Oに泊まりたいか?」と問われると、大人二人であれば「ヘリテージウィングを試してみたい」とは思います。
最後に、翌日に宿泊した「アイコニックマージョリーホテル」は、E&Oの半値以下にも関わらず、E&Oよりも快適でラグジュアリーな気分を味わえる滞在でしたので、おすすめしておきます。