チップの相場や考え方を知って上手に使おう
日本はチップの「習慣」がないため、慣れるまでは戸惑ってしまうと思います。
チップとは「習慣」であって「絶対払わないといけない」というものでもありません。
チップを理解すれば難しいものではありませんよ。
アメリカなどの主要国チップの相場一覧表
ホテル | レストラン | タクシー | |
---|---|---|---|
アメリカ・ハワイ・グアム等 カナダ | ポーターなどに1~2$ | 料金の15~20% (サービス料込み場合は10%程) | 料金の10% |
イギリス | ポーターなどに1ポンド程度 | 料金の15~20% (サービス料込の場合は不要) | 料金の10% |
フランス | ポーターなどに1ユーロ | お釣りの小銭を渡す。 高級レストランでは5~10% | 料金の10% |
ドイツ | ポーターなどに1ユーロ | 料金の5~10% | 料金の10% |
イタリア | ポーターなどに1ユーロ | 基本的に含まれている。 含まれていない場合10%前後 | 料金の10% |
チップの上手な渡し方
「適正なサービスを受けた」ことに対して支払うものだと理解してもらうと良いと思います。
最初のうちは難しいことを考えずに「サンキュー」といって渡せば良いです。
例えば、レストランでは「特別に不快な思い」をしなかった場合は
料金の10%程度をお会計とは別にチップとして渡せば良いでしょう。
例えば40ドルの食事をして、50ドル札で支払うと、お釣りは細かいお金で返ってきますので、
そこから4~5ドル程度を手渡しましょう。
もし10ドル札でお釣りが返ってきた場合や、手持ちがない場合は恥ずかしがらず、
両替をお願いして、そこから手渡すようにしましょう。
(もちろん、感動するサービスを受けた場合は多めに渡すことがスマートです)
基本的にウエイターやボーイなど、サービスをしてくれる人に対してであって、
ファーストフードなどの「セルフのお店」ではチップの必要はありません。
チップの習慣がある国では会計時にサービス料が含まれている場合もあるので、
二重払いにならないように注意しましょう。
ホテルをチェックアウトをする際に掃除する人のことを考えて枕元にチップを置くという話も聞きますが、
海外にはそういった習慣がないので「任意」という認識で良いでしょう。
チップの上手な使い方
チップを先に払う事で相手のサービスが変わってくるという期待が出来る場合、先に多めに支払うのも効果的な方法です。
誰でも相場より多めのチップを渡してくれる人を良く思うので、通常以上のサービスが期待出来ます。
例えば、レストランで良い席に座りたい場合にはスタッフに渡して希望を伝えてみるのも良いでしょう。
ちょっと融通を聞いてもらいたいときなど、何かを誰かに頼む時に効果的です。
ただし、渡す相手と渡すタイミングを見極めること。
チップはさりげないやり取りなので、決して相手に恥をかかないようにスマートに渡しましょう。