【5/8から変更】観光庁は、新型コロナ5類移行に伴い、5月8日から全国旅行支援の利用条件である”ワクチン接種証明および陰性証明の提示”を不要にすると発表しました。引き続き、旅行者全員の本人確認書類の提示は必要です。
全国旅行支援を利用するには、ワクチン接種済証や陰性証明の提示が条件となっています。
これらについて、当サイトへ質問も多く寄せられているため、「ワクチン接種済証や陰性証明」の基本事項について解説すると共に、薬局等で検査を無料で受けることできる「検査無料化事業」についての情報もお届けします。
【最新情報】5月8日からワクチン接種済証明・陰性証明の提示が不要
観光庁は2023年4月21日、5月8日から新型コロナの取扱いが5類に移行するため、同日から全国旅行支援の利用条件である”ワクチン接種証明および陰性証明の提示”を不要にすると発表しました。居住地確認のため、引き続き、旅行者全員の本人確認書類の提示は必要です。
これにより、ワクチン未接種または2回以下しか接種していない人も、旅行前に陰性証明を取得する必要がなくなり、利用しやすくなりました。またホテルや旅館での確認作業がなくなることで業務負担が減り、チェックイン時の応対時間の短縮となることは、旅行者にとって朗報と言えます。
しかしながら、既に予算に達しているなど、新規予約が困難な自治体が多くあります。
本人確認書類+ワクチン接種済証or陰性証明提示
全国旅行支援の割引を受けるには、利用する旅行会社または宿泊施設で、参加者全員の本人確認書類の提示が必要です。
加えて、ワクチン接種済証または陰性証明の提示も必要です。※5/8以降不要
旅行後の提出は認められません。旅行当日までに対象書類を確認できない場合、キャンペーンの利用対象外となります。
現住所を確認できる身分証の提示が必要
免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、氏名・住所・写真が確認できる公的書類が望ましいです。
写真付きの本人確認書類をお持ちでない場合、健康保険証や年金手帳、公共料金の領収書等でも対応可能な場合がありますが、1点で受付できない場合もありますので、お申込み前に提示先へご確認ください。
ワクチン接種証明済証明書について【5/8以降不要】
ワクチン接種証明済証明書は、主に下記3つの書類のことを指し、いずれかの書類の提示が必要です。
- 新型コロナウイルスワクチン予防接種済証
- 新型コロナウイルスワクチン接種記録書
- 新型コロナウイルスワクチン接種証明書
- 国の接種証明書アプリ など
3回接種済であることを条件としています。
県内旅行については、知事の判断で、”2回目接種から14日以上経過したもの”でも可能とする自治体もあります。
ワクチン接種済証等について、コピーやスマホで撮影した画像での提示も認められているため、普段からスマホや財布に用意しておくと良いでしょう。
検査結果の陰性証明について【5/8以降不要】
①PCR検査および抗原定量検査の検査結果は、確認日から3日以内のものが有効です。例えば、2月1日に検体を採取した場合、2月4日まで有効です。
②抗原定性検査の検査結果は、確認日から1日以内(旅行の前日または当日)のものが有効です。例えば、2月1日に検体を採取した場合、翌日の2月2日まで有効です。
検査結果通知書は、①受検者氏名、②検査結果、③検査方法*、④検査所名*、⑤検体採取日、⑥検査管理者氏名、⑦有効期限が明記されていること。*抗原定性検査は、③使用したキット名、④事業所名が記載されたものが対象です。
検査費用は通常は自己負担ですが、各都道府県が実施している「検査無料化事業」を利用し、無料で検査を受けることができる場合もあります。
都道府県別の「検査無料化事業」については、後に記載しています。
12歳以下の子どもについては検査不要
12歳未満の児童については、同居する親等が同伴する場合には、検査が不要です。
ただし、緊急事態宣言、まん延防止重点措置の行動制限を緩和して、県をまたぐ移動を伴う場合は、6歳以上12歳未満の児童については、検査結果の陰性の確認が必要です。
検査はどこで?検査無料化事業、都道府県別まとめ
【22/12/24更新】”ワクチン検査パッケージ・対象者全員検査制度”は、2022年8月末で一度終了しました。無料での検査をご希望の場合は、居住している都道府県の「一般検査」をお調べの上、ご活用ください。政府は、「旅行などに伴い陰性証明を求められた場合に一般検査の結果を利用できる」としていますが、自治体によっては対象外または終了している可能性もあるため、詳しくは各自治体へお問い合わせください。
健康上の理由等でワクチンを受けられない方や感染拡大傾向にある場合に、各自治体が「検査無料化事業」を実施しています。
旅行先ではなく、自宅の最寄りの検査場や店舗で検査を受け、陰性を確認してから、旅行にでかけましょう。
検査無料化事業は、無症状であることが条件です。症状のある場合は、医療機関を受診してください。
無料検査等の情報については、各都道府県のホームページで随時更新されています。
お調べになりたい都道府県名をクリックしてください。
地域ブロック | 都道府県 |
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【体験談】検査無料事業で検査結果通知(陰性証明)を発行
ワクチン2回接種のため、「県民割」を利用するために、検査無料事業で陰性証明を発行してもらいました。
まずは、居住する県の特設ページで利用条件等をチェックし、最寄りの薬局や医療機関へ予約を行います。
筆者の場合は、医療機関に時間通りに訪れ、駐車場で車に乗ったまま検査をすることになりました。
書類を記入し、スタッフが鼻腔に綿棒のような棒を入れ検体を採取、10分ほど車内で待てば検査結果通知書(陰性証明)をもらうことができました。
その時の陰性証明が上の画像です。