全国旅行支援および北陸応援割は、全ての受付を終了しました。
2024年は独自の割引を実施する自治体が複数あります(※11月以降も割引を実施する府県)。
このページでは、全国旅行支援の制度の割引の仕組みや最新動向、お得な利用方法、疑問点やよくある質問などについて随時更新し、詳しく解説します。
このページの内容
【最新】旅行支援2024年11月以降も実施する県
都道府県 | 概要 |
秋田県 | 秋田冬アソビ割 ・販売期間:12/1〜25/2/28 ・利用期間:12/1〜25/2/28 ・内容:遊び体験最大50%OFF ▶じゃらん|アソビュー |
宮城県 | 冬のみやぎ旅 ・販売期間:①11/11〜、②11/18〜、③12/2〜 ・利用期間:クーポンにより異なる ・内容:宿泊最大7,000円OFF ▶楽天 |
山形県 | やまがたびクーポンキャンペーン ・期間:8/7〜25/2/28 ・内容:宿泊最大10,000円OFF ▶近ツー |
千葉県 | チバのソトフェス ・期間:9/1〜12/31 ・内容:体験最大50%OFF ▶アソビュー |
東京都 | TOKYO元気キャンペーン ・期間:12/11〜12/27 ・内容:対象QRコード決済で最大10%還元 |
静岡県 | 行くなら、今なの!静岡トク旅キャンペーン ・期間:25/2/28まで ※企画により異なる ・内容:スタンプラリーなど4つの企画を実施 |
新潟県 | 黄金白銀の新潟キャンペーン ・期間:11/1〜25/2/28 ※年末年始除く ・内容:旅行最大20,000円OFF ▶JTB |
石川県 | いしかわ応援旅行割(北陸応援割) ・対象期間:9/1〜11/30 ・予約:8/23以降順次 ・内容:旅行最大50%OFF |
愛知県 | あいちスキ旅キャンペーン ・対象期間:7/3〜 終了日未定 ・内容:平日や閑散期に旅行で割引や特典 ▶楽天|じゃらん |
愛知県 | あいち・なごや周遊観光パスポート ・販売期間:25/1/31まで ・利用期間:初利用から90日間有効/平日限定(最終3/14迄) ・愛知県の26施設巡って3,500円 |
三重県 | みえのあそキャン24 ・期間:6/3〜25/2/27(※土日祝除く) ・内容:遊び体験最大30%OFF ▶じゃらん|アソビュー |
滋賀県 | ここ滋賀旅行割 ・対象期間:4/12〜25/3/31 ・内容:ここ滋賀経由の予約で、1人につき最大10,000円OFF |
奈良県 | いま奈良キャンペーン ・予約期間:11/15〜 ・対象期間:25/1/6〜3/31 ・内容:1名につき宿泊最大4,000円OFF ▶近ツー |
岡山県 | 岡山おひさまグルメ冬旅キャンペーン ・期間:11/25〜25/2/28(※予約11/1〜) ・内容:2食プラン最大15,000円OFF ▶じゃらん |
九州 | 九州たびたびの旅 ・期間:10/1〜12/31 ・利用:25/1/6〜3/30 ・内容:3泊ごとに3,000円分還元 |
福岡県 | ふくおか平日おトク旅 ・期間:12/1〜25/2/14 ・内容:宿泊20%OFF(上限3,000円/人泊) ▶楽天|じゃらん |
佐賀県 | さが旅キャンペーン ・予約期間:10/7〜11/30 ・旅行期間:11/1〜25/3/30 ・内容:旅行最大10,000円OFF ▶日本旅行 |
宮崎県 | NANGOKUみやざき ・旅行期間:11/1〜25/1/31 ※年末年始除く ・内容:宿泊対象プラン1人1泊あたり3,000円OFF ▶JTB|近ツー|るるぶ |
鹿児島県 | KAGOSHIMA TRIP ・対象期間:①10/11〜11/24、②25/1/10〜2/11 ・内容:体験プラン30%OFF |
全まとめ割引情報を探す | 宿泊クーポン|予約サイトセール|飛行機|JR新幹線|レンタカー|遊び体験|自治体割引 |
全国旅行支援とは?3分でわかる全国旅行割の概要
全国旅行支援とは、旅行代金の割引と地域クーポンを付与する”全国を対象とした観光需要喚起策”です。
実施期間は、都道府県により異なります。7道県が12月も継続し、長いところでは12月31日まで実施します。予算上限に達した自治体・事業者から順次販売を終了します。
旅行割引は、旅行代金から20%割引(1人1泊あたりの上限:交通付旅行商品5,000円、その他3,000円)します。
加えて、旅行先の土産店などで使用できる地域クーポンを1人1泊あたり平日2,000円分・休日1,000円分を進呈します。1回の旅行で7連泊までが対象、利用回数に制限はありません。
“休日”とは、宿泊の伴う旅行の場合は、”宿泊日とその翌日がともに休日(土曜・日曜・祝日)”の場合を指し、日帰り旅行の場合は”土曜・日曜・祝日”です。その他は”平日”の扱いです。
最低利用金額は、1人1泊(回)あたり平日が3,000円、休日が2,000円です。最低利用金額を下回る商品は対象外です。
日本国内の居住者が対象です。
利用・予約方法は、キャンペーンに参加する①旅行予約サイト、②旅行会社、③宿泊施設から対象旅行を、割引価格で申込します。チェックインの際などに、本人確認書類を提示の上、地域クーポンを受け取ります。
既存予約について、各都道府県が定める販売開始日前の予約は対象外です。
以上は一般的な全国ルールになります。都道府県や事業者により利用条件が異なる場合があるため、予約前にご確認ください。
5月8日からワクチン接種済証明および陰性証明の提示不要
2023年5月8日から新型コロナの取扱いが5類に移行するため、同日から全国旅行支援の利用条件である”ワクチン接種証明および陰性証明の提示”が不要となりました。引き続き、旅行者全員の本人確認書類の提示は必要です。
これにより、ワクチンを接種していない方も全国旅行支援を利用しやすくなり、旅行・宿泊事業者の案内や確認などの業務負担が減少、チェックイン時の確認にかかる時間も短縮されることは大きな変化と言えるでしょう。
有効な本人確認書類は都道府県により異なります。改めて、5月8日以降も割引を受けるための注意事項を下記ページにまとめました。
全国旅行支援の申込・利用方法
全国旅行支援の利用手順は、大きく分けて3ステップ
①予約:旅行したい都道府県の対象商品を取り扱っている a 旅行予約サイト、b 旅行会社、c 宿泊施設のいずれかで、割引が適用されたことを確認し、申込みします。
②必要書類の提示:旅行当日に、”免許証などの本人確認書類”の提示が必要なので、忘れないようご持参ください。
③地域クーポンの利用:地域クーポンを受け取ったあと、有効期限内に、旅行先の対象店舗で利用します。
都道府県や事業者により、申込み方法が上記と異なる場合があります。
旅行予約サイトごとの都道府県別の取り扱い情報・クーポン配布状況は下記ページをご覧ください。
全国旅行支援の地域クーポンについて【電子クーポン】
全国旅行支援の利用者を対象に、地域限定クーポンを1人1泊あたり平日2,000円分・休日1,000円分を進呈します。
“休日”とは、宿泊の伴う旅行の場合は「土曜日」のことを指します。日帰り旅行の場合は「土曜・日曜・祝日」です。その他は、「平日」の扱いです。
全国旅行支援の地域クーポンはいつ貰える、どこで使える?
全国旅行支援の地域クーポンは、ご利用になる宿泊施設のチェックイン時もしくは旅行会社から受け取ります。
旅行先の都道府県内の対象店舗(飲食店や観光施設など)で利用することができます。
地域クーポンはいつまで使える?隣接県も対象?
GoToトラベルの地域共通クーポンは、隣接県も対象でしたが、全国旅行支援の地域クーポンについては、旅行先の都道府県の対象店舗でのみ利用可能です。
旅行期間中しか使えない自治体もあるため、有効期限をチェックしておきましょう。
STAYNAVI地域限定クーポンは旅行者自身で事前登録必須
2023年実施分から、全国旅行支援の電子クーポンで「ステイナビ地域限定クーポン」を導入する”北海道・青森県・宮城県”は旅行者自身で、クーポンの発行申請が必要です。予約後に速やかに申請するようにしましょう。
全国旅行支援のよくある質問や注意点、ポイントを解説【Q&A】
全国旅行支援の団体旅行とは、どんな旅行が対象ですか?
全国旅行支援では、団体旅行の定義を”貸切バスを利用した旅行”としています。
キャンペーン対象の旅行会社が取り扱いを行うバスツアーや社員旅行、修学旅行などが対象です。
既存予約(予約済み)の旅行は対象ですか?
2023年の旅行分は、各都道府県が定めた販売開始日前の既存予約は対象外です。
そのため、全国旅行支援を適用するには、旅行を一旦キャンセルし、全国旅行支援の割引を適用して申込みが必要です。
キャンセルする際には、キャンセル料金が発生する場合がありますので、ご注意ください。
また、同じ料金・同じ部屋やツアーが予約できない場合がありますので、キャンセル前にご確認ください。
全国旅行支援の平日・休日、除外期間は?
平日・休日の定義について、
・休日とは・・・宿泊日とその翌日が両方とも「土曜・日曜・祝日」である場合
・平日とは・・・上記以外の宿泊日
日帰り旅行については、土曜・日曜・祝日が「休日」の扱いになります。
宿泊を伴う旅行の場合は、金曜日と日曜日の宿泊は「平日」扱いとなり、”人気の曜日”となりそうです。
除外期間については、「最繁忙期」である2022年12月28日宿泊分から2023年1月10日宿泊分の日程は除外となります。
全国旅行支援の最低利用金額は?実質黒字になる?
全国旅行支援について、割引後の旅行代金が地域クーポンの付与額を下回ることがないよう(実質黒字にならないよう)、最低利用金額が設定されます。
・平日・・・1人1泊あたり3,000円以上
・休日・・・1人1泊あたり2,000円以上
例えば、平日の宿泊プランが1人1泊あたり平日3,000円の場合、全国旅行支援の20%割引が適用で、支払額2,400円となり、地域クーポン2,000円付与(=実質400円)となります。
一部、予約手段により、最低利用金額が設定されていないケースもありますが、実質黒字にならないように、地域クーポン付与額が調整されます。
全国旅行支援の割引早見表(平日1人1泊あたり)
元の旅行代金 | 支払額 | クーポン額 | 実質 | |
宿 泊 な ど | 3,000円 | 2,400円 | 2,000円 | 400円 |
5,000円 | 4,000円 | 2,000円 | 2,000円 | |
10,000円 | 8,000円 | 2,000円 | 6,000円 | |
15,000円 | 12,000円 | 2,000円 | 10,000円 | |
交 通 付 | 20,000円 | 16,000円 | 2,000円 | 14,000円 |
25,000円 | 20,000円 | 2,000円 | 18,000円 |
全国旅行支援の割引早見表です。(平日1人1泊あたり)
①交通付旅行商品で最大割引額を受けられる旅行代金、②宿泊商品で最大割引額の支援を受けられる割引前の旅行代金については、下記ページで詳しく解説しています。
全国旅行支援は全国が対象?対象外の都道府県も
「実施を希望しない都道府県からの申し出により、”当該都道府県を目的地とする旅行”を支援対象から除外する」(観光庁の資料より)
今後、新型コロナウイルスの感染状況によっては、対象外となる都道府県が出てくる可能性があります。
全国旅行支援は子供や乳幼児も対象?
全国旅行支援は大人と子供と同額の取り扱いですが、料金が無料の乳幼児など事業者によっては含めないケースもあります。
都道府県や事業者により、異なりますので、予約時に事業者へ確認するようにしましょう。
下記ページに、割引対象の旅行会社と注意点をまとめました。
新幹線や飛行機、バス、フェリー、高速代も対象になる?
県民割は近隣旅行を主としていたため、宿泊または日帰り旅行が主な割引支援の対象でした。
全国旅行支援は、飛行機や新幹線、バス、フェリーといった交通と宿泊がセットになった旅行プランも対象となり、宿泊単体商品よりも割引上限額が高く設定されています。
旅行会社が販売するダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)であったり、バス周遊旅行、寝台列車、夜行フェリーなどが割引の対象となります。
一方で、新幹線などの交通チケットを単体で購入した場合や、マイカーによる旅行(高速料金・ガソリン代)などは、割引対象外となります。
民泊予約も対象になる?
民泊予約も全国旅行支援の対象です。
楽天トラベルやVacation STAYでの予約が簡単です。
日帰り旅行は対象になる?
全国旅行支援は、キャンペーンに参加する旅行会社が販売する日帰り旅行プランも対象となります。
【裏技】全国旅行支援で行く旅先で日帰りプラン併用でダブル割引
1つの旅行で7泊が割引対象ですが、予約を分ければ8泊以上の対象になりますか?
「1つの旅行」とみなされる場合は、7泊分までが対象となります。
ビジネスや出張は対象ですか?
GoToトラベルのときとは違い、全国旅行支援はビジネスや出張にも割引対象です。(公費除く)
全国旅行支援で上乗せ割引のある旅行先はどこ?
旅行客を呼び込むため、各自治体が上乗せ割引を実施しています。
上乗せ割引を実施している都道府県や自治体を下記ページにピックアップしました。
全国旅行支援2024年はどうなる?
京都府は、2023年12月の補正予算案で、2024年1月の宿泊需要を喚起するため、全国旅行支援を継続する事項を盛り込みました。
そのため、2024年も全国旅行支援が期間延長される可能性があります。
全国旅行支援は先着順?予算が無くなり次第終了…
全国旅行支援の予算は、既存の残予算と、新たなGoToトラベル(都道府県版)向けに用意していた約2,700億円の合計8,300億円です。これを47都道府県に配分します。
予算規模は各都道府県により異なり、予算に達し次第順次終了するため、終了時期にバラツキがあります。
【23/3/31追記】予約は早めが良い理由!一部の県で緊急終了
【23/1/6追記】予約は急いだほうが良い?JTB、発売1日で6都県配布終了
【22/10/10追記】開始前に予算に達した予約サイトも…
全国旅行支援の予約再開情報はどこで確認できますか?
旅行予約サイト等で、予算枠に達し停止または終了している場合でも、予算枠が追加された場合には、再開される場合があります。
またキャンセル分については、随時受付をしている旅行予約サイトもあります。
受付再開や追加情報については、事業者により異なります。
当サイトでは毎日情報を収集し、下記ページにて速報しています。
同行者の一人が本人確認書類を忘れた場合は?
居住地確認のための本人確認書類は、ホテルのチェックイン時などに提示が必要です。事後提出は認められていません。
例えば、グループ旅行で4人のうち1人が、本人確認書類を提示ができない場合については、グループ全員が対象外になる場合と、利用条件を満たさない方のみが対象外になる場合があります。
これは都道府県により、ルールが異なりますので、旅行先の都道府県の公式ページをご覧ください。
STAYNAVI(ステイナビ)とは何ですか?
ステイナビは、公式サイト検索予約サービスで、全国旅行支援でも「宿泊施設を直接予約する」場合の予約方法として、複数の県が導入しています。
ステイナビを導入している県で、宿に直接WEBや電話で宿泊予約をしたあとに、ステイナビで宿泊情報を入力しクーポンを発行し、そのクーポン券を旅館・ホテルに提出することで、全国旅行支援の割引を受けることができます。
全国旅行支援の統一窓口とは?
「全国旅行支援統一窓口」が7月1日に設置されました。
「全国旅行支援統一窓口」とは、各都道府県と旅行事業者の間に入り、一括して受付することにより、GoToトラベルと同様の手続きで送客が可能になります。
例えば、全国の旅行商品を取り扱う旅行事業者の場合でも、47都道府県別に申請することなく、「全国旅行支援統一窓口」に対して一括申請することで、全国旅行支援に参加する都道府県の旅行商品を販売することができます。
全国旅行支援の都道府県別キャンペーン情報
↓ 【全国旅行支援情報も随時更新中】詳細は都道府県ページをご覧ください ↓
旅行予約サイトの取り扱い対象表(2023年4月時点)
対象県 | 宿泊 | ツアー | 日帰り | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
じゃらんパック | 17都道府県 | – | 飛行機 JR | – |
43都道府県 | ○ | 飛行機 | – | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
34都道府県 | ○ | 飛行機 JR | – | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
44都道府県 | ○ | 飛行機 JR | – | |
38都道府県 | ○ | 飛行機 JR | – | |
42都道府県 | ○ | 飛行機 | – | |
43都道府県 | ○ | 飛行機 | – | |
47都道府県 | ○ | 飛行機 JR バス | ○ | |
43都道府県 | – | 飛行機 JR バス | ○ | |
販売終了 | – | JR | – | |
13都府県 | ○ | – | – | |
43都道府県 | ○ | – | – | |
宿泊 / ツアー | 42都道府県 | ○ | 飛行機 | – |
41都道府県 | ○ | JR | – | |
32都道府県 | – | 飛行機 | – | |
33都道府県 | – | 飛行機 | – | |
41都道府県 | – | 飛行機 JR | – | |
40都道府県 | – | 飛行機 | ○ | |
23都道府県 | – | 飛行機 JR | – | |
45都道府県 | – | 飛行機 JR バス | ○ | |
45都道府県 | ○ | – | – | |
11都道府県 | △ | – | ○ | |
22都道府県 | 民泊 | – | – | |
7府県 | – | – | ○ | |
2023年1月10日から全国旅行支援はどう変わった?
※1人泊 | 2022年 | 2023年 |
期間 | 12月27日宿泊分まで延長 | 1月10日から3月31日宿泊分まで ※都道府県により異なる ※予算がなくなり次第終了 |
割引率 | 旅行代金40%OFF | 旅行代金20%OFF |
割引上限 | ・交通付き宿泊 8,000円OFF ・上記以外 5,000円OFF | ・交通付き宿泊 5,000円OFF ・上記以外 3,000円OFF |
クーポン | ・平日 3,000円分 ・休日 1,000円分 ・紙、電子クーポン | ・平日 2,000円分 ・休日 1,000円分 ・電子クーポン |
最大補助額 | 11,000円 ※交通付き宿泊の場合 | 7,000円 ※交通付き宿泊の場合 |
最低利用金額 | ・平日 5,000円 ・休日 2,000円 ※一部異なる | ・平日 3,000円 ・休日 2,000円 ※一部異なる |
既存予約 | 対象 ※事業者により異なる | 対象外 |
2023年1月10日から割引率と割引上限額、クーポン券付与額を引き下げ、旅行支援の終了後に旅行需要が大きく減少しないよう、制度内容を変更しました。
旅行割引は、割引率が4割引から2割引に、1人1泊あたりの上限は交通付き宿泊旅行8,000円から5,000円に、その他の旅行は5,000円から3,000円に変更します。
地域クーポン付与額は、1人1泊あたり平日は3,000円分から2,000円分に変更、休日は1,000円分で変更ありません。原則として電子クーポンになります。
既存予約について、各都道府県が定める”販売開始日前“の予約分は、対象外です。
最低利用金額は、1人1泊あたりの旅行代金が、平日5,000円から3,000円に変更、休日は2,000円で変更ありません。
県民割から全国旅行支援(全国旅行割)どう変わった?
※1人泊 | 県民割(ブロック割) | 全国旅行支援(全国旅行割) |
期間 | 2022年10月10日まで延長 | ①2022年10月11日〜12月27日 ②2023年1月10日〜3月31日 ※都道府県により異なる |
割引率 | 旅行代金50%OFF | ①旅行代金40%OFF ②旅行代金20%OFF |
割引上限 | 5,000円OFF | ①交通付き宿泊 8,000円OFF、その他 5,000円OFF ②交通付き宿泊 5,000円OFF、その他 3,000円OFF |
クーポン | 平日・休日共に最大2,000円分 | ①平日 3,000円分、休日 1,000円分 ②平日 2,000円分、休日 1,000円分 |
最大補助額 | 7,000円 | ①11,000円 ②7,000円 ※交通付き宿泊の場合 |
補助対象 | ・県民の県内旅行 ・隣接都道府県からの旅行 ・地域ブロック内の都道府県からの旅行 (※対象拡大には都道府県間の同意が必要) | ・全国の都道府県からの旅行 (※各都道府県からの申し出により、”当該都道府県を目的地とする旅行”を支援対象から除外する) |
条件 | ・ワクチン接種歴3回 または PCR検査等の陰性結果 など (一部、居住地の県内旅行のみ、2回接種でも可) | ・ワクチン接種歴3回 または PCR検査等の陰性結果 など (一部、居住地の県内旅行のみ、2回接種でも可) |
全国旅行支援の4つの特徴とは?県民割との主な変更点
<主な変更内容>
①割引率の引き下げ
②交通事業者を支援(地方への観光促進)
③平日の利用促進(旅行分散)
④対象を全国に拡大
①割引率の引き下げ
旅行代金の割引率は、50%(県民割)から40%(全国旅行支援)に引き下げます。さらに、2023年から20%に引き下げます。
②交通事業者を支援(地方への観光促進)
交通事業者を支援し、地方への観光を促進するため、飛行機や新幹線等の鉄道、バスなどの交通事業者と宿泊がセットになった「交通付き宿泊商品」の割引上限について、1人1泊あたり5,000円から8,000円に引き上げます。2023年からは1人1泊あたり5,000円に引き下げます。
③平日の利用促進(旅行分散)
地域クーポンについては、1人1泊あたり最大2,000円分から、平日は定額で3,000円分・休日は定額で1,000円分に変更し、平日の付与額を引き上げることで平日の利用を促進し、旅行客の分散を図ります。2023年から、平日は定額で2,000円分・休日は定額で1,000円分に引き下げます。
④対象を全国に拡大
支援対象については、県民割の開始当初は居住地の県内旅行に限定していましたが、⇒ 隣接都道府県からの旅行、⇒ 地域ブロック内の都道府県からの旅行(9月30日まで)、⇒ 全国の都道府県からの旅行と段階的に緩和してきました。
新たなGoToトラベルと全国旅行支援(全国旅行割)の違いとは?
※1人泊 | 全国旅行支援2022 | 新たなGoToトラベル |
主体 | 各都道府県単位 | 国 |
割引率 | 旅行代金40%OFF | 旅行代金30%OFF |
割引上限 | ・交通付き宿泊8,000円 ・宿泊5,000円 ・日帰り5,000円 | ・交通付き宿泊10,000円 ・宿泊7,000円 ・日帰り3,000円 |
クーポン | ・平日3,000円 ・休日1,000円 | ・平日3,000円 ・休日1,000円 |
最大補助額 | 11,000円 | 13,000円 |
内容 | 内容や利用方法など都道府県により異なる | 全国一律ルール |
補助対象 | ・全国の都道府県からの旅行 ※各都道府県からの申し出により、”当該都道府県を目的地とする旅行”を支援対象から除外する | 全国 |
メリット・ デメリット | ・知事の判断で除外することができるため柔軟な対応ができる ・既存予約は対象外になる事例が多い | ・一部地域で感染拡大になると一斉に停止となる ・既存予約は後から割引を受けることができる |
「県民割が全国拡大すれば、もはやGoToトラベルではないか」という声をよく頂戴するので、それぞれの特徴について触れたいと思います。
斎藤大臣は6月17日、「県民割とは異なる。全国を対象とした観光需要喚起策です。」と述べています。全国旅行支援は、交通事業者の割引を手厚くすることで、遠方への旅行を促進し、旅行需要の分散化を図る内容に設計していることから、県民割を”新たなGoToトラベル”に近づけた内容になっています。
「GoToトラベル」は政府が主体となって内容などの決定を行いますが、「県民割」は各都道府県が主体となって運用方法等を決定することができるため、より柔軟な対応が可能です。
「GoToトラベル」は全国一斉での実施が前提条件であったため、全国から誘客できる一方、大都市圏で感染拡大があった場合に、全国一斉停止を求められますが、「全国旅行支援」は知事の判断により、その県を目的地とする旅行を対象外とすることもできるので、事業を継続することもできます。この点が大きな違いと言えます。
全国旅行支援(全国旅行割)の主要ニュースまとめ
全国旅行支援はいつからいつまで?最長12月下旬まで実施
【11月13日】石川県は、全国旅行支援を2023年12月31日まで(観光クーポンの利用期限を2024年1月1日まで)延長すると発表しました。
【8月29日】茨城県は、全国旅行支援を2023年12月27日まで実施すると発表しました。
【7月28日】7月21日に終了した長崎県の全国旅行支援ですが、9月1日より再開すると発表しました。
【7月1日】6月30日時点で、31道県が7月以降の継続を発表しました。現時点では、2023年11月末で、全ての都道府県が終了する見込みです。
【6月20日】観光庁は全国旅行支援について、残予算がある場合は、”(最長で)2023年12月末まで実施を可能とする”と各都道府県へ通達しました。
【6月14日】島根県と鹿児島県が、団体旅行の受付を9月末まで実施すると発表。個人旅行は、長いところで7月21日まで、団体旅行は長いところで9月末まで実施されます。
【4月21日】観光庁の和田長官は4月21日の会見で、5月8日から新型コロナの扱いが5類に移行することに伴い、同日から全国旅行支援の利用条件である”ワクチン接種証明および陰性証明の提示”を不要にすると発表しました。
【3月15日】和田長官は3月15日の会見で、全国旅行支援を4月以降も延長することを正式に表明しました。個人旅行は初夏頃まで、団体旅行については更に長期に実施できる考えを明らかにしました。
【3月9日】観光庁は3月9日、全国旅行支援を4月以降も継続することを明らかにしました。既存予約およびGWは対象外となる見込みで、対象期間や販売開始日は都道府県により異なります。沖縄県が7月20日までの延長を発表しており、長いところで、夏休み前頃まで延長される見込みです。
【2月21日】和田長官は2月21日の記者会見で、「関係業界から出来る限り継続して欲しいとの要望をいただいており、5類への以降により直ちに全国旅行支援を終了することとは想定していません」と延べました。
【2月17日】斉藤国土交通大臣は2月17日の記者会見で、”年度末の時点で各県に配分した予算が残った場合は、4月以降も実施できる”との考えを示しており、
【2月13日】全国知事会は13日、全国旅行支援を当面継続し、ワクチン接種証明や陰性証明の利用条件を撤廃することなどを政府へ要望する考えをまとめました。
【1月25日】4月以降の全国旅行支援について、観光庁は1月25日に開かれた党観光立国調査会で、4月以降もほとんどの都道府県で継続できる見通しであることを明らかにしました。
【1月18日】観光庁の和田長官は、全国旅行支援後の観光需要喚起策について、「(現在は未定で)観光需要動向や感染状況を踏まえて検討していく」としました。
【1月10日】日本旅行業協会の高橋会長は10日、全国旅行支援について可能な限り継続するよう国に要望する考えを明らかにしました。
▽2022年
【12月13日】観光庁は13日、来年の全国旅行支援について、2023年1月10日より一部内容を変更し再開すると発表しました。都道府県に配分した予算がなくなり次第順次終了、年度内または年度明けまでの実施を見込んでいます。
【11月25日】観光庁は25日、全国旅行支援(全国旅行割)を12月27日宿泊分まで延長し、年明け以降も内容を変更し観光需要喚起策を実施すると発表しました。都道府県に配分した予算の範囲内で、年度内または年度明けまで実施する可能性もあるとしています。
【11月14日】11月14日に行われた中四国9県の知事らが出席したサミットでは、全国旅行支援の延長を国に要請する考えを明らかにしました。
【11月1日】政府は、年末年始を外し、2023年も全国旅行支援を継続する方向で検討しています。オミクロン株対応ワクチン接種を割引条件にするなど、利用条件の変更も検討されています。
【10月14日】政府は、2023年も旅行割引施策を継続する方向で検討しており、感染動向を踏まえた上で、最終的な実施可否を決める方針です。別の仕組みを新設する可能性もあります。共同通信が報じました。
【10月7日】斎藤国交相は10月7日、全国旅行支援について、東京都をのぞく46道府県については、予定通り10月11日から実施できる見通しだと述べました。
【9月26日】斎藤国交相は9月26日、全国旅行割を”10月11日から12月末まで実施する”と発表しました。2023年以降については、感染状況や需要動向を踏まえて判断します。
【9月22日】岸田首相は9月22日、全国旅行支援から「全国旅行割」に名称変更し、10月11日から開始すると明らかにしました。
【9月20日】斎藤国土交通大臣は20日、「全国旅行支援については、引き続き、今後の感染状況を見極めた上で、感染状況の改善等が確認できれば、速やかに実施したいと考えている」と述べるにとどめ、具体的な開始時期については、明らかにしませんでした。
【8月25日】斎藤国土交通大臣は26日、「全国旅行支援を9月末までしないというわけではなく、全国旅行支援が開始される状況になれば、県民割をストップして、全国旅行支援に実施する」と延べました。
【8月25日】観光庁は県民割について、9月末までの期間延長を発表。全国旅行支援については、「感染状況の改善が確認できれば、速やかに実施する」としています。
【8月19日】観光庁の和田長官は8月19日の会見で、「全国旅行支援は全国を対象にした、しかも全国一律に需要の底上げを図るというものなので、全国の感染状況を注視しながらという考え方で、今観光庁で注視している状況だと思います。」と現在の状況を述べました。
【8月15日】斎藤国土交通大臣は8月15日、全国旅行支援の実施について、「感染状況の改善が見られれば速やかに実施する。準備はきちんと進めている。」と述べました。
【7月14日】観光庁は7月14日、感染状況が上昇傾向に転じたことを受け、全国旅行支援(全国を対象とした観光需要喚起策)の開始延期を決定しました。県民割を8月末まで延長します。斎藤国土交通大臣は、「感染状況の改善が見られれば速やかに実施する」と述べました。
【7月12日】斎藤国土交通大臣は12日、「今週開催される厚労省の専門家会議の見解を踏まえて判断したい」と述べました。全国旅行支援を検討し、県民割を8月末まで延長・継続する方針です。
【7月6日】木原官房副長官は7月6日の会見で、「総合的に見極めた上で、7月前半に適切に判断したい」と述べました。政府は、新型コロナの新規感染者数が急増していることから、開始を延期する方向で調整に入りました。延期した場合は、県民割を7月15日以降も継続する方針です。参院選後の7月11日〜7月15日頃に、正式発表がある見通しです。
【7月1日】木原官房副長官は7月1日の会見で、感染状況が拡大傾向に転じたことから、「もう少し感染状況を見守りたい」と延べました。政府は当初、1日に詳細を発表し、11日から開始する方向で調整していました。
その他のニュース
▽2023年
【4月27日】大和総研は、国の観光事業支援の経済効果について、GoToトラベル事業は約1.2兆円、6月末までの全国旅行支援で約1.9兆円、合計で約3.1兆円と試算しました。
▽2022年
【10月19日】観光庁の和田長官は10月19日、新たなGoToトラベルの予算として確保してある約2,700億円についても、早期終了した都道府県に充当する可能性を示唆しました。
【10月12日】松野官房長官は12日、全国旅行支援が初日から受付終了する事業者があったことから、「国から都道府県に対する追加配分について、事業の進捗状況を踏まえた上で、必要な場合は適切に対応する」と延べ、追加配分について検討する考えを明らかにしました。
【9月30日】斎藤国交相は9月30日、46道府県が10月11日開始に間に合うとの認識を示しました。東京都は10月20日から実施します。
【7月20日】観光庁の和田長官は7月20日の会見で、「旅行自体は感染拡大に直結していると認識はもってない」との認識を示しました。全国旅行支援を延期した理由について、「厚労省の専門家会議で、全ての県で感染が急拡大し、今後の状況を注視していく必要があるとされました。全国的に感染が急拡大していたため、観光需要を全国一律にする施策の開始は見送った。」と述べました。
【7月7日】日本旅行業協会の高橋会長は7日、今年のGWに人流が増えても感染拡大が起こらなかったとし、「全国旅行支援が延期や中止となった場合は、旅行が感染拡大に直結しているという印象を与えかねない。」と危機感を示しました。また「旅行マーケットが正常化するまで、公的支援を止めないことが重要である」と述べました。ANAホールディングスの芝田社長も「早期実現を期待している」と述べ、全国旅行支援の早期実施を要望しました。
【7月1日】全国旅行支援の統一窓口を設置しました。旅行事業者と都道府県の間に入り、申請業務等を一括して受付します。
旅行クーポンサイトの全国旅行支援メディア掲載情報
▽2023年
【6月5日】TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと(月曜パートナー:滝沢カレン)」で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が出演しました。
【6月2日】週刊プレイボーイ『旅のプロが教える「全国旅行支援」ファイナル活用術』で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。
【3月12日】週刊女性セブン「全国旅行支援&春の旅行とレジャー割引リスト」で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。
【1月28日】週刊プレイボーイ「全国旅行支援の最トク活用術!」で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。
▽2022年
【10月15日】女性自身「全国旅行支援Q&A」で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。
【9月26日】テレビ朝日「グッド!モーニング」の全国旅行支援特集で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。
【7月18日】週刊プレイボーイ「全国旅行支援を超速解説!この夏の超トク旅プラン」で”トク旅の鬼”として紹介されました。
【6月19日】週刊女性PRIME “「全国旅行支援」がスタート! “実質0円”で旅行ができる裏ワザと「Go Toトラベル」との違い」“(2022年6月19日)で、旅行クーポンサイト管理人の宮内が取材を受け、紹介されました。