国の観光復興支援制度「11府県ふっこう周遊割」を使って、山口県、広島県を周遊観光してきました。支援金により、2人で合計20,000円もお得に旅行ができました。
「11府県ふっこう周遊割」と聞いて、「手続きが複雑そう!」、「連休がないから、私には関係ない!」っと思っていませんか?
実際に利用してみた感想は、手続きも簡単でしたし、1日だけの休みで利用できました。実際の工程や、必要書類の入手方法などを含め、ふっこう周遊割旅行の様子をレポートします。
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1日だけの休みで復興周遊割の旅へ
時間の確保ができたので、早速「ふっこう周遊割」を利用した旅行ができないかと計画し、福岡から瀬戸内へ出かけることにしました。
時間の確保ができたと言っても、1日目は仕事が終わっての17時から、3日目は仕事を始める午前9時までという限られた時間です。
私の11府県ふっこう周遊割旅行のスケジュール
これまでの応援旅行(第1弾、第2弾、第3弾)では、まだ訪れていない地域の中で、被害の大きかった山口県の東部エリアと、風評被害のあった宮島地域を目的地に観光することにしました。
福岡を出発するマイカーでの旅行です。
1日目・・・17時に仕事を終えて、門司港で食事。そのまま高速道路で、宮浜温泉へ(泊)
2日目・・・宮島と錦帯橋を観光、玖珂で遅めのランチをとり、湯田温泉へ(泊)
3日目・・・福岡へ帰宅
といったスケジュールを組みました。
「ふっこう周遊割」により、広島県(宮浜温泉)は1名1泊につき6,000円、山口県(湯田温泉)は1名1泊につき4,000円の支援金(=2名なので合計2万円)が交付される予定です。(※申請中)
2府県、連続2泊以上の条件クリアは難しくない?
11府県ふっこう周遊割は、「2府県以上・連続2泊以上」ですが、対象府県もしくは対象府県の周辺エリアにお住まいの方であれば、私のように1日の休みの日を利用して、周遊旅行にでかけることは難しくないと思います。(東日本エリアにお住まいの方は、ふっこう周遊割の対象11府県までの移動に時間がかかり、厳しいかもしれません。)
また、カレンダー通りにお休みの方は、金曜日の夜から出発し、土曜日・日曜日と余裕をもった旅行ができますね。
例えば、大分県在住の方が、仕事が終わってから特急ソニックに乗って小倉や門司エリアで宿泊し、翌日は山口県の下関を観光するといった旅行も、ふっこう周遊割の対象旅行となります。
大阪府にお住まいの方であれば、仕事が終わってから京都府(京都市除く)で宿泊し、翌日は兵庫県へ訪れるといった旅行も、ふっこう周遊割の対象です。
上の2つの例のように、3日目は仕事が始まる時間までに帰宅(出社)が必要ですが、1日の休みがあれば、ふっこう周遊割の条件をクリアできますし、マイカーでなくとも、公共交通機関で旅することも可能です。
お住まいの地域によっては、ふっこう周遊割の「2府県以上・連続2泊以上」の条件は容易にクリアすることができると思います。
11府県ふっこう周遊割の書類手続き自体は簡単
「九州ふっこう割」の際は、宿泊予約サイトでクーポンを使って割引予約するだけでしたが、「11府県ふっこう周遊割」は申請書類の郵送が必要です。(※ふっこう周遊割による割引済旅行商品は除く)
【 詳しい利用方法・申請方法はこちら 】
必要書類一式はインターネットからプリントアウトすることができますし、申請用紙も住所、氏名、口座番号、宿泊日などの旅程を記入するくらいの簡単なものです。宿泊証明書は宿泊時にフロントで提出すれば、施設が作成してくれます。(※宿独自の宿泊証明書を認めない府県もあるので、宿泊証明書をプリントアウトして、持参することをお勧めします。)
ただし、インターネットから書類をダウンロードし、プリントアウトすることができない方もいらっしゃると思います。その場合、家族・友人・知人に頼んでプリントアウトしてもらう必要があるので手間ですね。
※ふっこう周遊割は、各府県の予算上限に達し次第終了なので、早めの申請をお勧めします。
周遊できない方でも、単県旅行がクーポン利用で割引に
ここまでを読んで、それでも「2府県以上・連続2泊以上」の条件クリアが難しい方は、単県の旅行(1泊)でも使えるクーポンを配布している県があります。
「岡山宿泊クーポン」など、各県が独自の予算で発行するクーポンが発行されていますので、是非チェックしてみてくださいね。(※岡山宿泊クーポンなど、自治体の補助金・助成金を活用したクーポンは、11府県ふっこう周遊割と併用ができないクーポンがあります)
【 旅行クーポンまとめページはこちら 】
【旅行レポート】広島県、山口県を周遊観光
ここからは、第4回目(過去投稿:岡山・広島周遊、愛媛・高知周遊)の応援旅行レポートです。
世界遺産「厳島神社」(広島県廿日市市)を訪れました。
平日に関わらず、訪日客、修学旅行生も訪れ、沢山の人で賑わっており、観光客が戻ってきているようです。
今回、弥山山頂まで登山をしたかったのですが、この日は雨が降り出しそうでしたので登るのをやめ、大聖院などを散策しました。
宮島は、船乗り場から厳島神社をピストンする方が多いと思いますが、自然散策道も整備されており、「お散歩」が楽しいスポットです。是非、散策マップを持って、島内を周ってみてくださいね。
炭火で焼き立ての”牡蠣”、できたての”もみじ饅頭”、ランチ時なら”あなごめし”を忘れずに。
錦帯橋(山口県岩国市)も、西日本豪雨で河川が増水し、河川敷の駐車場がしばらく閉鎖されていましたが、平常通り河川敷に駐車することができました。錦帯橋周辺の主な観光スポットは、紅葉谷公園から岩国城への登山道を除いて復旧しています。(※8/27時点の情報です)
しかしながら、駐車場の係の方に聞いたところ、豪雨前に比べ観光客が減少しているとのことでした。
錦帯橋の美しいアーチや木組み、風景を様々な角度から味わい尽くしてくださいね。
山口県東部の道路を走ると、土砂崩れなど豪雨による爪痕が多く残っていましたが、通行止めや大きな交通の乱れもなく、平常通りの観光ができました。
観光で元気に!特産品の購入や飲食店の利用を
ふっこう周遊割でお得になった料金は、その府県の特産品などを購入したり、飲食店を利用していただくことで、より復興に繋がります。
今回の旅行では、西日本豪雨の被害があった玖珂などで食事をし、山口の”お酒”や”もみじ饅頭”、”あなごめし”などを購入しました。
是非、あなたも11府県ふっこう周遊割を利用して、西日本各県を旅して応援してくださいね。