私は2020年1月から大分県に移住し、コロナ禍においては、地域応援の気持ちも込めてマイクロツーリズムを楽しんでいます。(※今日現在は県の要請により自粛しています)
これまで「Go To トラベル」を利用したマイクロツーリズムについてご紹介してきましたが、(過去記事:GoTo以前・8月版・9月版・10月前半版・10月後半版・11月前半版・11月後半版・12月前半版・12月後半版)、GoToトラベルが停止している間は、宿泊した中で”紹介したいな”と思った宿に厳選し、宿泊記をお届けしたいと思います。今回ご紹介する旅館は、大分県の中でも私一押しのお宿です。
記事を読んで少しでも”行ってみたいな”と思っていただけたら幸いです。そして、いつか実際に訪れてみてくださいね。
このページの内容
男はつらいよのロケ地「湯平温泉」渥美清も宿泊した志美津
「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(第30作)」の舞台となった大分県の湯平温泉。
そのロケのときに山田洋次監督や渥美清さんが宿泊した旅館が、今日ご紹介する「旅館 志美津(しみず)」です。
私の父が「男はつらいよ」の大ファンで、「今度、湯平温泉に連れていって欲しい。」と電話で話していましたが、父が話していた旅館だとは、旅館へ伺うまでは知りませんでした。
大正15年創業、大洞窟温泉が自慢のお宿
湯平温泉街の道路は少々細いため、自家用車で初めて訪れる方は、事前に宿泊になる旅館の公式ホームページ等を見て、駐車場までの道路を確認しておきましょう。
妻と娘と3人で伺いました。和室10畳と次の間があるお部屋をご用意くださいました。
お部屋に限らず、館内は隅々まで手が行き届いており清潔で、雰囲気やセンスも、品もあります。
窓から前を流れる川と湯平の温泉街、そして山の緑を眺めることができ、「ほっ」とする雰囲気に癒やされます。
志美津自慢の大洞窟風呂、露天風呂、家族湯
部屋で少しゆっくりした後、娘をお風呂に入れるため、家族湯をお借りしました。
鍵を取りにいくと、仲居さんが「温度は低めに設定しておきました」とサラリ。気遣いが素晴らしいです。
そして、大洞窟風呂へ。これまでの洞窟風呂は閉塞感があり、個人的には開放感がある露天風呂のようなお風呂が好きなので、期待していなかったのですが、、、
ここの洞窟風呂は別格でした。とても旅館の一部とは思えない圧巻の広さ。温泉の蒸気でミストサウナを楽しむことができ、とても気持ちが良い。温泉も豊かに湧いており、泉質も良いです。
「洞窟風呂」としては、これまで私が浸かった中では一番好きです。
洞窟風呂を堪能した後は、檜の露天風呂へ。風が心地よく、最上の時間です。
志美津の創作会席を堪能
夕食は館内にある喫茶リンデンへ案内していただいたのだが、このリンデンがまたノスタルジックで上質な雰囲気。
リンデンの写真は、取り忘れてしまいましたが・・・。
老舗旅館なので王道の懐石料理と思いきや、フランス料理で腕を磨いた料理長が手間暇をかけた作る創作懐石です。
ヤリイカのグリルとホタルイカのリゾット。
ヤリイカの旨みが口いっぱいに広がり、旬のホタルイカの濃厚な肝の旨みが合わさったリゾットはおかわりしたいくらいでした。
和牛ステーキもどうしたらこんなに美味しく調理できるのでしょうか。
料理長は私よりも年齢が若いと聞いてさらに驚きました。
お下品だなと思いつつも、お出汁も一滴残らずいただきました。
朝食もお味噌汁が特に美味しい。朝から幸せな気分に浸ります。
【まとめ】大分県老舗旅館の至高「志美津」
お部屋・お風呂・お料理・接客も全てにおいて高いレベルに関わらず、料金も1泊2食で大人15,000円と良心的。
今回は大分県の地域観光事業支援「新しいおおいた旅割」を活用させていただいたが、割引がなくとも、この価格帯でここまで感動でる旅館は他に知りません。
昨年から大分県内の様々な旅館やホテルに宿泊させていただきましたが、家族や友人にも自信をもってお勧めできる、素晴らしいお宿に出会うことができ幸せです。
ありがとうございました。