「JRダイナミックパッケージ(JR+宿泊)の予約は、どの旅行会社が一番お得?」
大手旅行会社3社の料金や特徴を比較し、検証しました。
(関連記事)ANA・JALダイナミックパッケージ予約サイト比較
JR(新幹線)ダイナミックパッケージのメリットは?
ダイナミックパッケージは、「JRきっぷ+ホテル」がセットになった商品です。好きな列車とホテルを選ぶことができるので、自由度が高いのが特徴です。
各社で取扱条件は若干異なるものの、一例として「JTBダイナミックパッケージ(JR+宿泊)」のポイントは次の通りです。(※各項目条件あり)
- きっぷと宿泊を別々に手配するよりもお得
- 好きな列車+宿泊は約6,900件の施設から選択可能で自由度が高い
- 1名利用OK
- 出発の前日まで予約可能
- JRの指定席の空き状況・および指定席の予約が可能
- きっぷは駅の指定席券売機で都合の良い時に受け取れる
- JTBホームページで取消可能
一番のメリットは料金面で、きっぷとホテルを同時に購入すれば、「ホテル代が無料」になるイメージです。特に2名以上で旅行する場合は、お得度が高いです。
【ダイナミックパッケージの予約はこちら: JTB|日本旅行|近ツー 】
新幹線ダイナミックパッケージ(JR+宿泊)料金比較
主要区間である①東京⇔大阪(東京発大阪2日間および大阪発東京2日間)、②大阪⇔福岡(大阪発福岡2日間および福岡発大阪2日間)の各社最安値料金をチェックしました。共通事項として、
- 往復 新幹線のぞみ号 普通車指定席 利用
- ビジネスホテル 1名1室利用時の料金
- 平日および休日の1泊2日料金をそれぞれ比較
- 3辺の合計が160cmを超える特大荷物なし
当記事では、実際に私が上記の条件を元に検索した結果を紹介しています。
そのため、予約のタイミング、旅程、利用人数、利用列車、利用施設等により、料金は異なります。
複数名(2名1室など)で申し込む場合は、今回の料金よりも1人あたりの料金が数千円お得になるので、ご自身で検索してみてください。
①東京⇔新大阪(新幹線+ホテル)比較
(※2021年8月22日調べ、往復のぞみ号指定席利用、1名1室利用時の1名料金)
9月16日(木)〜17日(金) | 9月18日(土)〜19日(日) | |||
東京発〜新大阪 | 新大阪発〜東京 | 東京発〜新大阪 | 新大阪発〜東京 | |
JTB | 26,200円 | 26,800円 | 26,500円 | 27,000円 |
日本旅行 | 26,500円 | 28,300円 | 26,900円 | 28,400円 |
近ツー | 26,700円 | 28,400円 | 27,100円 | 28,400円 |
参考として、「東京駅⇔新大阪駅」の往復のぞみ号 普通車指定席利用のチケット単体での料金は約29,000円、ネット予約サービスの”EX予約”なら約27,000円で手配が可能です。
上表は、主要旅行会社の新幹線ダイナミックパッケージの最安値料金ですが、”ホテル代も含めて”概ね27,000円以下であるため、”ホテル代がタダ”のようなものですね。
各社とも、のぞみ号を選ぶ場合は最初に表示される金額から追加料金(片道目安+1,600円〜。上表には含んだ料金を表示)が必要で、グリーン車(片道目安+4,300円〜)も選択することができます。
あまりお勧めはできませんが、こだま号を選ぶこともでき、その場合は上表よりも3,000円〜4,000円ほど安く購入することができます。
この区間では、各社の料金設定は僅差であることが分かります。しかしながら、サイトの使い勝手や宿泊施設が多くから選べる”JTB一択”と言えそうです。
②新大阪⇔博多(新幹線+ホテル)比較
(※2021年8月22日調べ、往復のぞみ号指定席利用、1名1室利用時の1名料金、限=限定列車利用)
9月16日(木)〜17日(金) | 9月18日(土)〜19日(日) | |||
新大阪発〜博多 | 博多発〜新大阪 | 新大阪発〜博多 | 博多発〜新大阪 | |
JTB | 23,600円 | (限22,800円) | 24,000円 | (限23,700円) |
日本旅行 | 25,500円 (限23,300円) | (限21,000円) | 27,600円 | (限21,900円) |
近ツー | 24,600円 | (限21,400円) | 26,400円 | (限21,900円) |
参考に「新大阪駅⇔博多駅」の往復のぞみ号・普通車指定席利用のチケット単体の料金は約31,000円、”EX予約(往復割引)”なら約25,000円です。
面白いのは、さきほどの「①東京駅⇔新大阪駅」と「②新大阪駅⇔博多駅」と、予約完了までの表示内容が異なります。恐らく、JR東日本(JR東海)とJR西日本で取扱い方法が違うからでしょう。
JTBは、最初に表示される基本料金に、のぞみ号の料金が含まれていたので、UP料金無しで予約でき、使いやすく感じました。グリーン車は追加料金(片道目安+2,000円〜)で選択可能、みずほ・さくらも追加料金(片道目安+2,400円〜)で利用できます。
日本旅行・近畿日本ツーリストは、検索一覧画面では安価な料金プランが表示されるものの、次画面以降で料金が跳ね上がるケースが多く、JTBに比べて使い辛いと感じました。のぞみ・ひかり・こだま号利用でも追加料金(片道目安+2,800円〜)が必要で、グリーン車が選べないプランも目立ちました。
また新大阪駅⇔博多駅は、各社が指定する列車を利用時に通常よりもお得な料金で利用することができる「限定列車」を選べることもあります。乗り遅れ時や払戻条件なども異なるので注意してください。限定列車を利用する場合、日本旅行のお得度が目立ちました。
まとめ
今回のケースでの比較・検証では、料金や宿泊施設の取扱量、使いやすさから、JTBが総合的にオススメということが分かりました。
新大阪駅⇔博多駅間など「限定列車」を利用したい場合は、日本旅行で探してみると良いかもしれません。日本旅行は、”最短出発当日6時間前まで予約可能なプラン”もあるので、出発間際の予約にも強いです。
【ダイナミックパッケージの予約はこちら: JTB|日本旅行|近ツー 】
GoToトラベルが再開した場合、新幹線パックも割引の対象?
GoToトラベルは昨年末より停止をしていますが、再開した場合は、事後割引適用の対象になるのでしょうか?
現時点では、GoToトラベルは再開時の利用条件について議論されているところですので、細かいルールが決まっていません。
昨年実施されたときと同じ条件であれば、新幹線チケットを単体で予約した場合は「Go To トラベル」の対象外ですが、宿泊がセットになったダイナミックパッケージなら「Go To トラベル」の対象となり、既に予約済の場合でも、予約を取り直すことなく、後からGoToトラベルの割引適用が可能です。
最新情報を発信していますので、是非チェックしてみてくださいね。