※2020年実施の北海道「Go To トラベルキャンペーン」、どうみん割(どうみん割)についてはこちら
平成30年9月に発生した北海道胆振東部地震により、道内全体の観光業へ大きな打撃となりました。そこで政府は、風評被害を払拭し、観光復興を図るため、北海道の旅行を割引する支援策「北海道ふっこう割」の導入を決定しました。
当サイトでは、北海道の観光復興を支援するため、ふっこう割関連の最新情報をはじめ、様々なコンテンツを随時更新します。
現在はライフラインや交通網の復旧により、旅行者の移動や宿泊に支障がない程にまで回復してきており、安心して北海道旅行を楽しめます。
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北海道ふっこう割とは|国の補助金による観光支援策
①北海道ふっこう割とは、北海道地震で甚大な被害を受けた北海道への旅行を割引(助成)することで観光需要を喚起し、風評被害の払拭と地域経済の早期回復を目的とした、国の観光支援策です。
②割引額:北海道の宿泊を伴う旅行を、国の補助金により、宿泊商品は最大5割引(1泊につき最大2万円)、周遊型商品は最大7割引(1名につき最大3.5万円)します。
③申込方法:認定を受けた宿泊予約サイト、旅行会社から申込むことができます。(お申込みはこちら)
④実施期間:2019年3月31日までの旅行が対象です。ただし、旅行会社毎に振り分けた予算の上限に達し次第受付終了します。
政府は、9月21日の観光戦略実行推進会議で、国の「平成30年胆振東部地震観光支援事業補助金」により、北海道全土を対象とした旅行を割引する「北海道ふっこう割」を実施すると発表しました。予算規模は約81億円です。
ふっこう割は国の観光復興策|胆振東部地震観光支援事業補助金を活用
「ふっこう割」とは、旅行を割引することで旅行需要を喚起し、旅行客を早期に呼び戻すことで、風評被害の払拭と観光復興を図るものです。
熊本地震の際の「九州ふっこう割」では、旅行代金の最大70%を割引、現在も西日本豪雨の被災13府県で実施されている「13府県ふっこう周遊割」は1名1泊につき最大6,000円を割引しています。
<関連情報:13府県ふっこう周遊割はこちら(西日本豪雨観光支援策)>
北海道ふっこう割の具体的内容<国内旅行者向け>
国内旅行者向けの内容としては、①北海道内での宿泊商品、②北海道への交通付き宿泊セット商品を助成します。
観光復興を目的としているため、ビジネス目的の方、ノーショウ(不泊)を行った旅行は補助対象外です。
(1)宿泊商品の補助金による支援金額|最大5割引
楽天トラベルやるるぶトラベルなどのオンライン宿泊予約サイトでの「ふっこう割クーポン」の配布や、日本旅行や近畿日本ツーリストなど旅行事業者から支援金額分を割引した宿泊プランが販売されます。北海道ふっこう割の販売状況はこちら
<支援金額>
①大人2名以上、宿泊料金合計40,000円以上の場合の支援額は20,000円
②大人2名以上、宿泊料金合計24,000円以上の場合の支援額は12,000円
③大人2名以上、宿泊料金合計18,000円以上の場合の支援額は9,000円
④大人2名以上、宿泊料金合計12,000円以上の場合の支援額は6,000円
⑤大人1名以上、宿泊料金合計6,000円以上の場合の支援額は3,000円
※1旅行連泊の場合の1人あたりの支援上限額は30,000円/1人3泊まで(回数制限無し)
※その他の利用条件は、利用される予約サイトまたは旅行会社でご確認ください
北海道ふっこう割旅行商品には「この商品は国の平成30年胆振東部地震観光支援事業補助金により、XXX円助成を受けています」などの表記があります。
(2)ツアーなど交通付旅行商品の補助金による支援金額|最大7割引
旅行会社が販売するツアー(募集型企画旅行商品、受注型企画旅行商品)が対象です。
具体的には、宿泊地が道内の1か所であれば1泊あたりの料金の50%を補助、宿泊地が2か所以上の周遊性の高い旅行については、3.5万円を上限に1泊あたりの料金の70%を補助します。例えば、千歳市に1泊、札幌市に1泊、旭川市に1泊の合計3泊する周遊旅行商品で、それぞれ1泊10,000円の宿泊料金の場合、合計30,000円の70%にあたる21,000円が補助されます。
<1泊以上|最大5割引、1旅行上限2万円迄>
①1名あたり旅行代金10,000円以上の場合の支援額は5,000円
②1名あたり旅行代金20,000円以上の場合の支援額は10,000円
③1名あたり旅行代金30,000円以上の場合の支援額は15,000円
④1名あたり旅行代金40,000円以上の場合の支援額は20,000円
※その他の利用条件は、利用される予約サイトまたは旅行会社でご確認ください
<複数地域2泊以上|最大6割引、1旅行上限3万円迄>
①1名あたり旅行代金30,000円以上の場合の支援額は18,000円
②1名あたり旅行代金40,000円以上の場合の支援額は24,000円
③1名あたり旅行代金50,000円以上の場合の支援額は30,000円
※その他の利用条件は、利用される予約サイトまたは旅行会社でご確認ください
<複数地域3泊以上|最大7割引、1旅行上限3.5万円迄>
①1名あたり旅行代金30,000円以上の場合の支援額は21,000円
②1名あたり旅行代金40,000円以上の場合の支援額は28,000円
③1名あたり旅行代金50,000円以上の場合の支援額は35,000円
※その他の利用条件は、利用される予約サイトまたは旅行会社でご確認ください
北海道ふっこう割旅行商品には「この商品は国の平成30年胆振東部地震観光支援事業補助金により、XXX円助成を受けています」などの表記があります。
(3)観光協会等が実施する宿泊助成制度|1泊につき3,000円割引
北海道ふっこう割”第2期”では、新たに観光協会等にも補助金を交付することが決定しました。これにより、大手旅行会社と契約していない等との理由から、北海道ふっこう割の対象外であった民宿やペンションなどの小規模施設も、ふっこう割事業の対象になります。
<訪日外国人旅行客向け>最大7割引
<日本人旅行客・訪日外国人旅行客比較>
割引額 | 上限 | |
日本人旅行客 | 5〜7割引を3泊迄 | 1泊につき2万円迄(3泊合計3.5万円迄) |
訪日外国人旅行客 | 7割引を5泊迄 | 1泊につき1.4万円迄(5泊合計7万円迄) |
※内容は予告なく変更となる場合があります
訪日外国人旅行客に対しては、宿泊地の数に関係なく、旅行を最大7割引し、5泊まで補助します。中国・韓国などの海外旅行社による旅行商品の造成も支援し、「北海道ふっこう割」を適用した旅行商品の販売がスタートできるよう促します。
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【 Hokkaido Special Promotion/JAPANiCAN.com 】
※ Offer will close once the limit is reached.
北海道ふっこう割はいつまで?実施期間2019年3月末迄
3月19日追記:北海道ふっこう割(国内・第2期)は、2019年3月末をもって終了となりますが、同様の北海道宿泊クーポンが配布予定です。こちらのページで在庫状況を配信します。
平成30年10月4日〜平成31年3月31日チェックアウト分までの旅行・宿泊が対象です。(商品により、異なります)
北海道ふっこう割の利用方法・申込方法は?
宿泊予約サイトで配布される「北海道ふっこう割クーポン(元気です北海道クーポン)」を使った予約、旅行会社が販売する割引済の旅行商品(宿泊、ツアー)に申し込む方法があります。その他、道内の観光協会が実施する宿泊助成制度があります。
【 北海道ふっこう割の販売状況はこちら 】※日本人旅行客向け
宿泊予約サイトで申込む|宿泊クーポンなど
※最新の販売状況はこちら
旅行会社から申込む|交通付ツアーなど
※最新の販売状況はこちら
北海道ふっこう割・第2期について
「北海道ふっこう割(国内・第2期)」が12月上旬にもスタートします。
第1期との変更点は、道内に本店、支店または営業所が有る旅行事業者のみ旅行商品を取り扱えるようになります。
また第2期では、交通付宿泊商品において「道央圏(胆振・日高除く)での宿泊は1泊以内」が条件に加わり、観光協会が実施する宿泊助成制度がスタートします。
その他の部分(割引額、実施期限)に関しては、第1期と大きな変更はありません。
詳しくは、こちらの記事で詳しく解説しています。
北海道ふっこう割概要
実施期間:2018年10月1日(月)〜2019年3月31日チェックアウト分まで
割引額:最大7割引(1泊につき2万円を上限に、3泊まで)
※外国人旅行者は、最大7割引5泊まで(1泊につき1.4万円を上限)
※内容は予告なく変更される場合がございます
また補助金は、旅行商品を提供する旅行事業者や宿泊事業者に直接交付されるため、旅行者は割引済みの旅行商品を購入できます。また旅行者による申請手続きなどは必要ありません。最新の情報を随時更新し、お知らせいたします。
北海道の観光関連情報、復興支援情報
北海道のJR鉄道・バス等公共交通機関の運行状況(9/21時点)
<鉄道>
北海道新幹線や主要幹線については全て通常通り運行しています。
一部路線で減便や運休している区間もありますので、詳しくは下記ページをご覧ください。
【 JR北海道ホームページ 】
<路線バス・長距離バスなど>
震源地周辺の一部を除き、通常通り運行しています。
<航空路線>
国内線は通常通り運行しています。国際線は一部を除き、通常通り運行しています。
北海道の高速道路・道路交通情報
<高速道路>
道内の高速道路は、震災の影響により、不通になっている区間はありません。
<一般道路>
道内のほとんどの主要道路は通行できます。ただし、震源地周辺や一部の区間において、通行止めが発生しています。
【 北海道一般道路情報/北海道開発局 】
北海道地震の義援金、寄付・募金、ふるさと納税一覧
残念なことではありますが、災害を利用した寄附・募金詐欺が発生しています。振込先など、十分にご注意ください。ふるさと納税を利用すれば、あなたの希望する自治体に直接寄附金を届けることができるので安心です。
ふるさと納税とは・・・「納税」という言葉がついていますが、実際には「自治体への寄附」です。あなたが選んだ自治体へふるさと納税(寄附)をすると、確定申告により所得税の還付や住民税の控除が受けられます。
【 ふるさと納税/ふるさとチョイス 】
義援金とは・・・北海道庁を事務局とし「義援金配分委員会」を通じて、全額を被災された方々へお届けするものです。
見舞金とは・・・北海道庁への寄付として、主に北海道の災害復旧事業で活用されます。
【 見舞金はこちら/北海道庁 】
北海道地震ボランティア活動情報
北海道各地のボランティア災害センターの情報へアクセスできます。
北海道ふっこう割関連ニュース
9月28日(金):観光庁 北海道ふっこう割を盛り込んだ観光支援策開始
政府は、北海道ふっこう割の実施を正式に発表しました。また観光庁は、北海道ふっこう割の実施などを盛り込んだ観光復興支援策「元気です北海道/Welcome!HOKKAIDO,Japan.」キャンペーンを開始しました。詳しくはこちら
9月26日(水):北海道地震の緊急対策費に878億円
北海道は9月26日に、北海道地震の緊急対策として878億円をまとめ、同28日の議会で可決される見込みであることを明らかにしました。補正予算のうち、観光客の誘致策などに5億円が充てられる予定です。
9月21日(金):政府「北海道ふっこう割」導入を決定
政府は9月21日の観光戦略実行推進会議で、風評被害を払拭するため、北海道全域を対象とした宿泊割引制度「北海道ふっこう割」の導入を決めました。割引制度を導入することで旅行客を呼び込み、観光復興を図るものです。予算規模を含めた詳細については、これから話を詰めます。
尚、西日本豪雨の被災府県を対象とした「ふっこう周遊割」が現在実施されています。
9月19日(水):安倍首相「北海道ふっこう割」実施を名言
安倍首相は9月19日に自民党のインターネット番組の中で、「北海道の観光振興ため、風評を払拭していくためにも、熊本で実施したような北海道への旅行を割引する。」と述べました。
<参考:北海道旅行を割引へ/産経ニュース>
9月15日(土):北海道観光被害292億円
9月6日に発生した平成30年北海道胆振東部地震により、道内で15日までに宿泊キャンセルが述べ約94万人、飲食代や土産物代金を含めた被害額は約292億円に上るとの推計を発表しました。
<参考:94万人が宿泊キャンセル/時事トッドコム>
北海道高橋はるみ知事よりメッセージ
現在、被災地域の復旧・復興を目指しているところですが、震源地から離れた 本道の大部分の地域では、交通や宿泊など観光客の受入には全く支障がない状況 となっており、私たち道民も地震発生前と同様の日常生活を送っております。
短い夏が終わり、これから北海道は、鮮やかな紅葉が野山を覆い、水産物や農 産物も美味しい実りの秋を迎えます。この美しい北海道に、これまでと同様、国 内、そして海外から多くの方々にお越しいただき、私たち道民と親しく交流して いただくことを切に願っており、皆様の御来道を心より歓迎申し上げます。
<関連情報:13府県ふっこう周遊割はこちら(西日本豪雨観光支援策)>